文章の接続マニュアル


文と文、段落と段落の関係を明確にする

 話の筋道を明らかにするためには、「だから、しかし、および、あるいは、なぜなら...」など、文と文、句と句、段落と段落をつなぐ言葉に、まずは慣れてしまいましょう。

 以下に、文法的な分類(順接とか逆接とか)ではありませんが、場合に応じた接続語の例を挙げておきますので、参考にして下さい。
 

前の文と時間的な前後関係を示す
現在では
以前は
それまでは

とうとう
ついに
ただちに

この後で
それ以後
その時から
その後
あとになって

すぐ後に
1時間もしないうちに
間もなく
じきに
はじめの頃

次に
〜の間に
その時
翌日
前日

それからずっと
その頃までには

前もって
あらかじめ

そして突然
その瞬間

戻ってみると

最初は
次には
それから
前の文との空間的な位置関係を示す
その少し向こうで
隣の部屋では
同じ高さで

〜の中間で
〜の中心で
〜を越えて
〜の外れで
〜の端で

道の向こうでは
左へ一歩のところに
すぐ右には
前の文と類似している関係を示す
同様に
同じように
これとよく似ているのが
同時に
もう一つは
もう一回は

全く同じやり方で
同じようなやり方で
前の文と対立、反対の関係を示す
が、だが
しかし
とはいえ
にもかかわらず
それでも、それなのに
他方
反対に/逆に
〜だというのに
ところが
〜に反して
それでもなお
〜とは違い
対照的に
前の文の実例、条件をあげる
例えば〜や〜
一般的に〜や〜
多くの場合〜など
だいたい〜などだが
いつも〜か〜
たいてい〜か〜
すぐに思いつくのは〜など
正確には〜
特に〜の場合
具体的には〜、〜など
つまり〜ということ
時には〜も
前の文に対する結果を示す
結果的に
その結果
そのため
それゆえ
そんな理由があって
これが原因となって
つまるところ
そして/だから
それで
概して
従って
このように
それから
言いかえるなら
最後には
よって
ついに/とうとう
前の文に追加する、補足する
そのうえ
しかも
そして
それどころか
はっきり言うと
ついでにいうと
さらに
他にも
そして同様に
もう一つだけ
その他にも
それで充分でないなら
それどころか〜も〜も
一つは〜、もう一つは〜
〜もまた
あるいは
または
前を受けて当然予想されることを示す
確かに
もちろん
当然ながら
間違いなく
必ずや
となると
現に
実際にも
前の内容から譲歩する
もちろん〜だが
疑いもなく〜ではあるが
確かに〜だが
それは事実だが
なるほど〜だが
いかにも〜とはいえ
そうだとしても
繰り返し、または強調を示す
言いかえると
繰り返すが
すでに見てきたように
前にも言ったとおり
別の言い方をすれば
実際、
本当に
事実、
その上、
それに
結論を示す
それゆえ
従って
よって
要するに
一口で言えば
簡単に言うなら
要約すると
結論として
このようにして
つまり
ここから導き出されるのは
最終的に
何が言いたいかというと
全体として
わかったことは
結局のところ

BACK

★TOP★

ご意見、ご感想、質問などは掲示板へどうぞ。

☆一輪庵HOME☆