Dust thou art, and unto dust shalt thou return.
2000/7

建ち並ぶ瓦屋根の上
まるでお遣い狐たちが駆け抜けて行くように
激しい雨が走っていった
三分の一は真珠、四分の一は紅玉石、
五分の一は黒曜石、六分の一は琥珀。
残る二十分の一は...
街を歩きながら
一度も空を見上げなかったことに気付く。
そうやって
空は狭くなってしまったのに。
世界を裏切ったがゆえに
世界に裏切られた男が
世界の終りを待っている
肩こりによる頭痛のため
言語中枢休業中。
山際に垂れ込めた灰色の雲が、
ところどころで地上に流れ落ちていた。
中空に現れた七重八重の滝。
あんな風に、通り雨は降るんだ。
薄雲の中で下弦の月が
金と薔薇色の虹を纏って
夢のようにやすらいでいる
闇の言葉 言葉の闇 人のことばかり気になるような
ひ弱な人格が多すぎるよ
哀しみも老いるのだろうか?(世界とともに...)

TOP
☆HOME☆
祇園祭 宵山の空
皆既月食の赤い月
ああ、今日はもの考えてないよ 人が罪深いのはいいことだ 肩こりから復活しました。
ピップエレキバンを貼って
犬の散歩をしていたのは私です。
BACK
NEXT