| 2001/10/20 ピースウォークするハンナ |
 10月20日、「ピースウォーク京都」に行って来ました。三条の鴨川の河原に集合、総勢約300人プラス犬１匹、（人間の）子供多数が参加。 デモじゃない、闘争系じゃない、シュプレヒコールもない、平和を求めるウォークです。 頼りになる労働組合系のおじさんおばさんも、今回のウォークは、あくまで個人参加。さすがに「報復戦争反対!!」とかのゼッケン姿も板に付いていました。 全体の雰囲気は意外とマターリしてて、バラバラな個人って感じがよく出てたと思います。 年齢高めの方たちには、ウォークの間歌ってた「GIVE PEACE A CHANCE」が英語の歌なので、ちょっと馴染みにくかったかも。 こんな時に歌える日本語の歌、必要ですね。  ハンナは「GIVE PEACE A CHANCE!」と印刷されたイエローリボンをリュックに付けて歩きました。 ウォークが始まる前、河原で歌の練習などしてたときは、ベビーカーでパパさんに連れられてきた幼児がハンナに興味津々で寄ってきて、ハンナは用心しつつ逃げつつも、匂いを嗅いだりしてました。 ウォーク中も小学生の男の子がハンナと仲良くなりたくて仕方ないみたいで、しょっちゅう近寄ってきましたが……ハンナは正直、ビビってました。 ギターやタンバリンなど鳴り物持参の人も結構いて、ハンナにはちょっと恐かったみたい。今度は鳴り物の少ない場所を選んであげよう。 四条河原町の交差点を渡るときは気持ちよかったな。 ウォークの列が渡りきるまで、お巡りさんが車をストップさせてくれてて、大勢の歩行者が手を振ったりして見てた。 ひろーい交差点を、信号が変わるのを気にせず、四方の車を止めさせて歩くって、普段は出来ないことだから。 いらいらしたドライバーさんたちにはご迷惑さま。けど、デモをするのは国民のちゃんとした権利なんだよ。公道は、車が走るためだけのものじゃない。道路公団は車のためだけに道路を造るけどね。 今の”豊かさ”は、思っていたよりもリスクが高く、安全を確保するためのコストも思っていた以上にかかる……「9.11」で明らかになったのは、そういうこと。 世界の大多数の貧困に目をつぶった勝ち抜け式の豊かさを選ぶのか、安心して暮らせる身の丈にあった世界を選ぶか。問われているのは、そっちだと思う。 狂牛病問題でも、「安価な牛肉」のリスクは明らか。工場みたいに狭いところに牛を詰め込んで肥育する経済合理性そのものがしっぺ返しを喰らってるのに、その反省は出来ないでいる。牛肉なんて、高くなったっていいじゃん。安心して口に出来る牛さんを、のんびり放牧で育ててよ。「安全な牛肉」がアメリカ産のホルモン剤たっぷりの肉だなんて、アホらしすぎるわよ。 合理的な狂気に取り巻かれた”豊かさ”の一つの極限的な象徴が近代の戦争、今はアメリカの軍事力だよね。 アフガニスタンの次はイラク？ リビア？ シリア？ ついでに北朝鮮も叩いとくぅ？ 世論が止めなきゃ、ブッシュくん調子に乗っちゃいそうじゃない？ |
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